2008/01/16

1998年の「進化論」

○この文章は、1998年発行のグッドスタッフに連載していた文章です。ちょうど10年前の夢でしたが、少しは実現したでしょうか? まだまだかもしれませんが、また10年後に振り返りたいと思います。

進化論

が人間を創造した。」この宗教の教えを覆えしたのが、今から200年前に誕生した進化論であり、世論に受け入れられたのが、たかだか150年前のことである。ダーウィンはメンデルの遺伝の法則が誕生する前に、この論文「進化論」を発表した。その内容はご存じの如く、生物は自然淘汰等によって進化を続けていると云う内容である。そこには遺伝の法則は関与していないのである。唐突に解釈すれば、カブト虫が「あついね〜今日は」と云ったかどうか知らないが、突然甲を脱ぎ捨てて芋虫になったようなものである。もしくは、「おねーちゃん可愛いね、身ぐるみ脱いでいきな」と追はぎに脅かされて、亀が甲羅を置いて「キャー」って逃げて行ったよーなものである。ともかく、ダーウィンは遺伝の法則を知らなかったのである。「こんなのはまちがいだ」って云える現代知識の豊富な私たちにとっては常識なことであっても、少し昔までは分からなかったのである。こんな面倒な話から始まった今回のタイトル「進化論」は、私の夢物語へと続くのである。

 ャールズ・ダーウィン(1809-1882)は、1859年『種の起原』という本で進化論を発表している。そして、メンデルがエンドウ豆で遺伝の法則を1865年に発表し、1971年に日本人の佐川、中原両先生によって『キリンの首はウイルスで伸びた』の著書により、「進化の形跡は何らかの進化ウイルスの感染により遺伝子が変形される」と発表した。それは、感染の結果が好都合だったから、異質なDNAを保有する生物に進化したのであると解いている。要するに、進化は首の短かったキリンの雄が突然ダチョウの雌にエッチしたから、首の長いキリンが誕生したのではないのである。また、進化の途中には進化ウイルスが悪く影響し、不治の病として絶滅していった生物もあるのである。つまり、進化とはその時々の環境に適合した結果として生息が許されたものである。よって、突然、白亜紀に現代の人間が誕生していたとすれば、その進化は絶滅の進化ウイルスとなっただろう。現在のAIDSや癌のようなものである不治の病いなのだ。ともかく難しいのである。私の夢も、理想を今に追及すれば自然環境問題やあらゆる背景によって絶滅するかも知れない。よって、今は今なりの進化を求めることが大切なのである。インデペンデンスボードウォークの普及も、唐突ではいけないのである。

母さん、お母さん。」「なに留璃子?」 留璃子さんとは、私の著書『MTB教書エキスパート編』に登場する社会人一年生の女の子である(図書館にもありますので是非に読んで下さい)。「来週に会社の友達と白馬岳のトレールに行くんだけど、良いコース知らない?」 マウンテンバイク(MTB)世代の二代目が成人すると、こんな会話も生まれるのだ。「白馬は日本のMTBの聖地だからね、お母さんもよく行ったわ。」「もののけ姫が最後だって云っていた宮崎駿さんが、その10年後に作った映画のモデルになったコースも、確かそこよね。」「留璃子も4時間も並んで、有楽町マリオンで観たわ。」昔話の会話が進み、留璃子さんはお母さんの紹介で、姫川源流から塩の道街道を通って白馬岳山頂を目指すコースを設定した。
姫川源流のダートコースは、2000年に白馬で開催されたMTB世界選手権大会を記念して作られた。当初、計画は舗装によるサイクリングロードであったが、自然とエネルギーの消費とを考慮した結果、ダートコースとして作られたのだ。そして、ストップ・ザ・ 地球温暖化活動がここから始まった。その後は、隣接して車いすで散策できるインデペンデンスボードウォーク「新塩の道」が作られるようになり、多くのホイールスポーツ(人力で動く車輪のある乗り物)が楽しめる場所になった。白馬村はホイールスポーツのメッカとして、「今後一切、舗装によるサイクリングロードは作らず、ダートコースを作る。」と議会決定し、延べ120kmにも及ぶ日本屈指の自転車天国となっていった。現在2015年では、ネイチャリングできるコースとして、グリーンシーズンには多数の観光客が自転車を乗せたハイブリットカーで押し寄せています。

 璃子さん一行は白馬駅までMTB列車でやってきた。「わーきれいっ。留璃子、すごいね、ここ。」「そうよ、MTBって自然があるから楽しいんでしょ。だから白馬は特に自然を大切にしているのよ。」一行は最初にインフォメーションセンターに立ち寄り、MTBのモラルブックをもらった。「ねえ留璃子、NOアウトサイド・NOアシストって云うのが、MTBで最も大切なモラルなんでしょ?」「うん、お母さんが云っていたけど、昔はね、この言葉を競技ルールとして解釈していたらしくって、コースアウトは失格、他人から一切の援助を受けてはならないって云われていたらしいのよ。」「うそみたいな話ね〜。このガイドブックにはこうも書いてあるわ。柵で区切らなくても自然を考えて走り、走って良い場所だけで楽しみましょう。決して草花を踏みつけたりしないように。また、自分の生命は自分で守り、人や自然に迷惑をかけないように責任ある行動をしてください!って。」

 の白馬はコスモスが一面に咲いています。標高が上がれば高山植物に出会い、ハイマツの間からオコジョが姿を見せます。反対方向からMTBで自然観察する修学旅行生の団体がやってきた。峠の茶店では、MTB車椅子の選手がサインをねだられている。彼は日本を代表するMTB車椅子ダウンヒラーで、白馬MTBパトロールの隊長でもある。そこへ白髪の老人が年代物のMTBで茶店へやってきた。「よく毎日来るねー、おじさん。」茶店の娘さんがそういって、お茶を差し出す。老人は満足そうに熱いお茶をすすった。「八代さんっ」、遠くから呼びかける声に63才の老人は振り返った。
(老人のわりに元気そうである......)

1998年10月12日 48歳の誕生日、白馬にて・・・


参考文献:『おもしろくても理科』『遺伝の起源』         

2008/01/10

2008 フィジカルチャレンジ・ツアー in USA


2008年は フィジカルチャレンジ・ツアー in USAの年です。今年でもう5回目となるこのツアー、車いすの方が自立する施設への訪問と自立プログラムを体験し、日本にも広めていこうという目的で開催しております。

昨年は、USAの方が金沢のボードウォークで地元の障害者たちと一緒に楽しい一週間を過ごされ、日本の歴史を見学されました。今年は、7月7日〜12日を予定しています。参加希望の方は、直接メールにて参加される心意気をメッセージとして送ってください。障害の有無は問いません。

★ツアー内容 ★

現地ではUSAのボランティアの皆さんが、私たちツアーと同行してくださいます。ツアープログラムはまだ決定していませんが、例年ですと、インデペンデンスボードウォーク体験とアウトドアキャンプ、リバーラフティング、オフロード車いすによるマウンテンバイキング、ハット(山小屋)トリップ、タワークライミング、アウトドアー施設見学・体験入学、同活動現地リーダーの講演会 etc...
USAでは、到着後と帰国前とは空港近くのホテルに宿泊します。ツアー中は、ホームスティ、アウトドアキャンプなどに泊まります。

★ 募集定員&条件 ★

10名〜14名程度
「自らの意思によって行動をしたい」という熱意のある方。
障害者が自立するための活動を今後支援したいと感じている方。

★ 参加費 ★

参加費は、航空運賃とUSAの滞在費、USA側への募金、謝礼を含めて、20万円程度を予定しています。
また、この活動を当初からご支援くださるMAZDA様からレンタカー、ガソリン代金など、USAで発生する交通費の全額支援という多大なるサポートをいただけることになっております。コロンビア様は、ツアーウェア一式をご提供くださいます。
今年は弊社NPO発足後、初のツアーとなります。前回まで、飛行機代金と斡旋料のみの費用を申込金としていただき、USAではホテル代金などすべて現地にて個人払いとなっておりましたが、そのスタイルを廃止し、申込時にIBOからの支援金も考慮し、参加費総額の明細を発表しお支払いただくことになりました。
よって、現地では個人で購入されるもの以外の費用発生はいたしません。参加費は、航空運賃、ホテル代金、食費、ツアーにかかるレンタルや体験費用を含むことになります。

★ 追記 ★

このツアーに参加された方すべてはIBO Japan「賛助会員」として登録させていただき、以後IBO Japan活動のご連絡と参加要請書をお送りさせていただきます。「少しでもこのツアーでの体験を生かしてほしい」と考えております。


※ 只今、「フィジカルチャレンジ・ツアー」紹介ページを制作中! 後日、過去に行われたツアーのイメージを交えたレポートをご覧になれます。乞うご期待!