2007/09/04

白馬からすべてが始まりました。

白馬岩岳がMTBの聖地となった頃、ひとりの女性がアメリカからやってきました。名前はミッシェル・シノット。それはそれはとてもチャーミングな女性でした。私は、日本にMTBを定着させるため、MTBのスーパースターが不可欠と考え、株式会社マルイを通じて、アメリカに846PROJECTの社員募集を行いました。「MTBのトップクラスの女性で、日本の山麓の寮に寝泊りできる勇気ある女性を募集」と。
そしてやってきたのが彼女でした。当時、私はオフロード車椅子という、障害者が楽しむオフロードを走る車椅子をUSAから3台購入していたのですが、乗り手はいませんでした。そしてミッシェルにこう言いました。「日本のオフロード車椅子にUSAから選手を連れてきてほしい、MTBというスポーツは誰でもが楽しめてこそアメリカのように本物になる。ミッシェルは日本のパイオニアになってほしい」・・・・・・・
そして5分後、ミッシェルは大粒の涙を流して天を仰ぎ言いました、「絶対にボスの夢をかなえて見せます」と。
それから10年、あの感動の初めての来日から数えて、USA車椅子チームは今年で8回目の来日となります。ネイティブじゃないと伝えきれないからこそミッシェルの力が必要でした。ミッシェルは約3年間、私の会社で働き帰国しました。MTBの成績は残念ながら、風土に馴染まずいつも花粉やカビになやんで、本来の実力は発揮できませんでした。
翌年ミッシェルはUSAチームの引率者として来日、そしてチャンピオンWで見事に3位に輝きました。海外招待選手もいたので、それはすごいことでした。表彰式、メダルを渡す私に彼女はこうささやきました。「ボスとの約束、すべて叶えたよ」と。
2007年、あれから9年の歳月が流れ、ミッシェルは久しぶりに来日しました。以前より増して素敵な女性になっていました。

5minで人はかわれます。5minで友達ができます。
考え込むほど、そんなに長い時間はいりません。
5min

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