2008/09/17

素晴らしき仲間に幸あれ


野沢Avalancheが8月24日に終了しました。当日は悪天候にも関わらずおよそ700名がレースに出場。泥んこ遊びを楽しみました。そんな中に2人の車いすMTB選手も参加。2輪でも大変な中、見事にゴールを果たしました。
オフロード車いすを一般のMTBに混ざってレースをする事の大切さを感じ取った次第です。
話はさかのぼります、もう十数年前の事、白馬岩岳でオフロード車いすの参加を始め出したとき、大きな勇気をいただき、そして私のイベントはすべて車いすの選手が参加できる大会として位置づけしてきました。しかし、今日アウトドアイベント内容が変化する中、そう簡単にオフロード車いすだからと言っても、容易にゴールできるスタイルでは無くなってきました。それでも参加者はがんばってゴールを目指します。
いつの日でしたか、車いすMTBだけの大会を開催したことがあります。・・・・・でもそれでは多くの方に見ていただくことができませんでした。やはり、MTBとオフロード車いすは常に一緒であって、多くの方もこれが当たり前と思っていただくことが大切です。将来、私のプロデュースするイベントだけで無く、多くのイベントにオフロード車いすの方が参加できる配慮がいただけるように今後もお願いを続けたいと思います。

先日、来年開催予定のフィジカルチャレンジツアーinジャパンの候補地を見てまいりました。来年はUSAの車いす仲間が近畿にやってきます。5月ゴールデンウィーク開催の箱館山MTB大会の参加と、比叡山延暦寺の見学、そして金沢医王の里ボードウォークでのキャンピングを楽しみます。
比叡山の調査では驚きの連続でした。1220年前の国宝、根本中堂もあちらこちらの仏舎利も車いすでアクセスできるようになっていました。
まさに驚きです。絶対無理と思っていたのですが・・・・・感動しました。その感動の地に、日本の仲間も行ったことは無いでしょう。いっしょに行ける日を楽しみにしています。
こんな純粋な発見ができるのも
この素晴らしい仲間たちが居てくれるからです。
素晴らしい仲間たちに幸多かれ・・・・・
多謝御礼

2008/09/01

夢を叶えるには、時として少し遠回りがよいでしょう


金沢医王の里に「ささゆりの道」が伸び始めました。
その木道は分散する多くのコテージに繋がります。
その結果、このコテージを利用される方は、誰でもボードウォークによって森に入ることが可能となります。
2005年10月、医王の里インデペンデンスボードウォーク「木もれ日の道」がスタートしました。
美しい自然を回遊する木道は、多くの方のボランティアによって2007年秋に完成しました。
そして、その木道の完成と同時に、コテージに繋がる「ささゆりの道」作りがはじまりました。

本当のことを言うと、
私はこの新しい木道が最初に作りたかったのです。
「すべてのコテージを木道でつなぐ」
この夢のような壮大な計画がもし実現したら・・・

そうすれば、この医王の里に10棟ものバリアフリー宿泊施設が完成することになります。10家族で、この美しい森でバーベキューや四季折々の美しさを楽しむことができます。
そんなにも多くの方が一緒に楽しめる場所って、世界広しと言えど、そう見つけることができません。
ホテルだってたくさんの部屋数があっても、
バリアフリールームは一つ、よくあっても二つ程度です。




・・・・・・・・・・・・・・・・
もし、この計画を最初にスタートしようとしたら
「そんな無理な話」または「受け入れ体制が…」など問題は山積したに違いがありません。
だって、スタッフも車いすの方とどのように接したらいいのか・・・
ボートウォークがスタートした当時は分かりませんでした。
あれから時は流れました。
障害を持った方や子供たちが徐々に、施設に訪れるようになりました。
敷き板の数は1500枚以上にもなりました。
そしてこの木道は、形だけのボードウォークではなく、
この木道を愛するスタッフとゲストが備わるようになりました。

夢を叶えるには時として、
遠回りすることが大切です。
でもそれは最初、遠回りに思えても
気がつくと、
この道しかなかったと思えるようになるでしょう。
急いでいたら
この夢は叶いませんでした。

あと三年すると、
全てのコテージから楽しそうな笑い声が聞こえるでしょう。
そして、少年たちが車いすで野山を駆け巡り
スケッチの大好きな紳士・淑女の方は、車いすの上に暖かいひざ掛けとパレットを置いて
紅葉の色をキャンバスに写し取られることでしょう。
そんな素敵な医王の里は
もうすぐ完成します。
ぜひ一度、お立ちよりください。

2008/08/26

宮城県鬼首インデペンデンスボードウォーク誕生


鬼首温泉入口から吹上キャンプサイトにボードウォークが伸び始めました。
設置工事はあいにくの雨・・・そして豪雨の中の作業となりました。
それでも多くの方の協力にてレールが次々と延長されていきました。
米沢からたくさんのボランティアが参加してくれました。
そして前回設置の輪島から、そして初代ボードウォーク、日本発祥の地の一関市大東町からボランティア参加もいただきました。
旧山古志村からは励ましのボードも送られてきました。
・・・・ボードウォークは日本全国繋がっていると体感した次第です。

第一期工事はキャンプサイトの一番奥にある大きな桜の古木です。
来春その桜が満開になる頃、この一期工事は終了し車いすで、また歩行補助器を使って花見を楽しむことができそうです。
「みやぎ・オニコウベやさしい木道づくり」は今始ったばかりです。

雨は徐々に激しさを増し、特設テントにも降り続く雨がたまります。
何度も何度も棒きれでテントに溜まった雨を落とします。
テントの中では寒さをこらえながら子供たちがメッセージを書いています。
「震災を乗り越えてみんなで復興」のメッセージが多く見られます。

初回の打ちつけイベントには雨にも負けず多くの方が参加してくれました。
この木道はきっとこれから伸び続けて行くことでしょう。
お立ちよりになられましたら是非この道の活動に参加してください。
常設にていつでも書いていただけます。



白樺の間をぬうように木道が設置されています。
国民宿舎のすぐ近くです。
この道を通れば温泉に入れます。
もうすぐ鬼首温泉も、このボードウォーク活動の主旨の元に
今の施設を壊し産業廃棄物を出したりしないように、手作業で
地域の方々の協力によって車いすの方、高齢者の方も安心して入れる温泉にリニュアルされることになります。
温泉に入れるボードウォークは世界でも初の試みです。
屋外から屋内にインデペンデンスボードウォークは繋がって行きます。
・・・・・今まで以上に多くの方に利用していただける鬼首温泉になることでしょう。

黄金色に輝く白樺の色づきはもうすぐです。
オニコウベの方は皆さん優しい心の持ち主です。
「バリアフリーは心に宿す思いやり」です。
鬼首の方の心には、今始ったボードウォークの長さなど
比べ物にならない位、
果てしなく長いボードウォークが繋がっています。
いつでも
どこでも
連れて行ってくれる
そんな心のボードウォークがすでに完成しています。

2008/08/11

能登半島にボードウォークがスタートしました。


震災復興のボードウォーク「絆の木道」が8月10日、正式にスタートしました。工事は真夏の炎天下、多くの地域ボランティアの皆さんの協力によってレールが設置され、その上に数々の希望と夢を乗せた敷板が打ちつけられていきました。打ちつけ式典では500人にも及ぶ方々に来場いただき、インデペンデンスボードウォークの主旨と意義を知っていただくことができました。国内8番目の輪島市門前「絆の木道」は、これから徐々に伸びてゆくことでしょう。

美しい自然は、恐ろしい自然の猛威によって粉々に破壊されました。
インデペンデンスボードウォークは美しい自然の中を車いすで散策する木道です。
でも、壊れたこの場所には未だ癒えない爪痕と、余儀なく生活しておられる地震による被災者の仮設住宅が立ち並んでいます。
私たちは考えました。それじゃあ「美しい自然」とまでは難しいかもしれないけど、訪れた人々が和む素晴らしい場所をここに作ろうと。
・・・・・・・・
将来、仮設住宅跡地には四季折々の花の種をまき、その間を縫うようにボードウォークは伸び続けます。今までのような自然の中に入っていくボードウォークとは異なり、このボードウォークはボードウォークを設置した後に、美しい自然の再現を行います。
この敷地一面を覆うようなお花畑を想像してください。
おそらく三年後くらいになりましたら、「花の種をまきましょう!」イベントをきっと開催することになるでしょう。
そして、地域の方々がその花を大切に育ててくださることでしょう。
いつの日か花いっぱいの広場が、この「絆の木道」を包んでくれることでしょう。

春は菜の花、夏はひまわり、秋はコスモス・・・・・・・・・
そのお花畑を、いつか車いすで散策する日が本当に来ますように…。


春には春の花が咲き
夏には夏の花が咲き
秋には秋の実をもたげ
冬には羽毛の雪が舞う
・・・・・
昔々こんな詩をボードウォークに書いた日を思い出しました。

2008/07/18

My Treasure(私の宝物)

[ ■ 写真説明:クレステッドビュートでのオフロード車いす体験 ]


コロラドへフィジカルチャレンジツアーに行ってきました。強行スケジュールで、帰国後、体は時差ボケも含め、少々へばっています。でも、次へのステップが、明確に見えたような暖かな気持ちで満たされています。
ボルダーで初めて見たボードウォークは、何度訪れても、私に勇気と希望を与えてくれます。それはまるで・・・・故郷に戻ったようで、哀愁すら感じさせてくれます。

半から降り始めた雨の中、夕食作りとアメリカのボランティアの方:トファー(仕事以外に、車いすで国立公園などの環境整備ボランティアをされています)、ヴィージェイ(アウトドア好きのマッスル君も、車いすで野山を駆け巡っています)、アダム(デザイナーで、このツアーのドライバーをボランティアしてくれました)、マイケル(チームフェニックスのリーダーで、もう15年以上の仲間)との会話が始まりました。
流暢には話せません、もちろん彼らの話す言葉もすべて理解できるほどの英語力も備えていませんが、耳を立てて一生懸命に話を聞き、そして私の気持ちも伝えます。今までのいきさつ、これからの夢、それは星の数ほど限りない会話。。。そんな時間が、深夜まで続きました。

ツアー初日から心も満腹状態でした。このメンバーは来年、日本に全員やってきます。フィジカルチャレンジツアーは、日本<--->アメリカで交互に開催されます。
[ ■ 写真説明:W.O.W.インデペンデンスボードウォークでのキャンプ ]


れから・・・・・色々訪れました。そして、障害者のアウトドア・エデュケーションプログラムも経験させていただきました。この模様は、また詳しく説明するチャンスがあると思いますので、その時まで残しておきましょう。

後半はエドウィンという仲間も加わり、ガニソン、クレステッドビュートと移動、そして8時間以上のドライブを経て、やっとデンバーに戻りました。ボランティアも参加者もくたくたでしたね。

[ ■ 写真説明:ユーレーの温泉でトファーが泳いだのにはびっくり! ]


「日本に障害者がアウトドアスポーツを楽しむエデュケーションセンターを作る、これが今の目標です!」私がこう言うと、
「それはもうすでに15年も前から、君がやっていることだと思うけど…。」と、マイケルが言いました。
「物じゃない、スタイルだと思う。」、同じようにトファーも言いました。トファーの英語は私にはとても聞き取りにくく、理解しにくく、私が何度も聞きなおしていると、アダムが
「施設を作ることではなく、意識を伝えることだよ。」と、分かり易くおしえてくれました。
「学校を創る」ことに力を注ぐより、その「学校」が必要な世の中になるように・・・・・そう願うように、少し方向修正をすることができました。

、行っているボードウォーク普及活動も同様に考えると、「ここにあるボードウォークに来てください」と待っているのではなく、また「ボードウォークを作ってください!」と訴えることよりも、生活の中の身近な場所に、ボードウォークという、とてもシンプルな思想を展開し、より身近に簡易的にでもそれを広めていくこと、それが多くの人に役立つことであり、将来、自然の中に車いすの方を誘う(いざなう)インデペンデンスボードウォークの普及に繋がっていくことなのでしょう。突然、「森の中の、車いすで自然散策が楽しめる木道」と言われても・・・・・そこに自ら行きたくなるように、多くの方に重宝されることが、まずは先決ではないでしょうか。

[ ■ 写真説明:エデュケーションプログラムに体験入学 ]


田到着後、車で8時間…午前4時に滋賀のオフィースに到着してからも、朝日が昇っても、私と長谷部とでこの話題で興奮し、いつまでも話し続けていました。例えば…

「来年、彼らが訪日するとき、皆が行きたがっていた彦根城に行こう。石段を調べて、簡単な持ち運びができるステップを持っていこう!」

「少しの努力でバリアフリーになるルートマップを作り、将来はその持ち運びできるステップを彦根城に寄付しよう!」

「私たちの事務所のある街だって、そんな場所はいっぱいあるから、休みの日に調べに行こう!」

「そして琵琶湖畔も、簡単バリアフリー化ルートマップを作成して、現在の観光マップに付け加えてもらおう!」

「インデペンデンスボードウォークの活動を、より身近な所から、より多くの方に…」

「今よりも数メートル先に行けるように…」

「バリアフリーを、いつでも、どこでも、持ち運ぼう・・・・」

「バリアフリーは心に宿す思いやり」という言葉を、もう一度見直そう…

[ ■ 写真説明:グッバイパーティーにて。左がアダム、右がヴィージェイ ]


りがとう、ほんの短い時間に多くを伝えてくれた、彼らのオーガニックなハートに感謝します。

ここからしばらく、少し遠回りをして、未来に進みたいと思います。この階段は登れないんだから、横にある、少し遠回りだけど、車いすが通れるループを通りたいと思います。少しの感謝も見落とさないように、早足で駆け抜けることがないように。。。

今回は、そんな逸る思いを宥めてくれるようなツアーでした。

デンバー空港で、アダムが最後に、こんな言葉をかけてくれました。
「appreciate」
なんて美しい響きなのでしょう。
この言葉を、私の宝物にしたいと思います。

2008/07/05

コロラドへ行ってきます。


7月7日七夕祭りに出発です。今年は6人の参加者となりました。
私が初めてボードウォークに出会ったWOWでのキャンプもあり楽しみです。
今回の参加者はコロラド初参加の皆さんです。現地のボードウォークに出会って今まで以上に感動されることでしょう。
障害者のエデュケーションセンターの体験プログラムにも参加します。
現地でこのツアーを最後までお手伝いいただくのが車いすの仲間です。
たった7日間ですが、一生の思い出になるように、無駄なく勉強してまいります。
標高の高い場所でのキャンプなど、参加者は初めての経験をされることになります。
このツアーの詳細は当ホームページのフィジカルチャレンジツアーに記載されていますのでご覧ください。
今年もこのツアーにコロンビアスポーツウェアージャパン様MAZDA様ARTEX様のご支援をいただきました。
心より御礼申し上げます。
そして、きっと今まで以上に素晴らしいボードウォークが日本中に広まっていくことを期待しております。

「目が痛い」
今まで流したことのないような大粒の涙がこぼれました。
そして、その涙は頬をつたい心まで到達しました。
汗と涙は似ています
頑張れば汗が体から吹き出します
感動すれば涙は瞳からこぼれます
そんなふたつが同時に起こる経験を
これからやってきます。

2008/07/03

車いすでキャンプとクワガタを採ろうin医王の里ボードウォーク


8月2.3日ロッジに泊まって虫取りや星座の観察、アウトドアクッキングを楽しむイベントが今年も開催されます。参加人数に限りがありますので、早めにお申し込みください。
前日にお父さん、お母さんといっしょにカブトやクワガタが大好きな甘い蜜を木に塗ります。そうすると朝方にやってきますよ。虫籠を忘れないようにね。食事は、皆で作ります。パンを作ったり、楽しいですよ。